住み替え時の費用はどれくらいかかる?相場や内訳のポイントも紹介

東住吉区ブログ

内藤 雄至

筆者 内藤 雄至

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住み替えを検討していると、「実際にどれくらいの費用が必要なのか分からず不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。住み替えには、売却・購入・引っ越しなどさまざまな費用が発生し、思わぬ出費が発生しがちです。本記事では、住み替えにかかる費用の全体像や方法別の費用目安、さらにコストを抑えるポイントまで分かりやすく解説します。安心して新生活をスタートできるよう、まずは気になる費用について一緒に整理していきましょう。

住み替えにかかる主な費用の全体像

住み替えを検討されている皆様に向けて、まずは住宅の「売却」「購入」「引っ越し・仮住まい」にかかる費用の三つのカテゴリに整理してご説明します。

住み替えには、大きく以下の3つの費用が発生します。

費用カテゴリ主な内容概要
売却関連費用仲介手数料・印紙税・抵当権抹消登記費用・住宅ローン繰上返済手数料・譲渡所得税売却価格の4〜6%が目安です。
購入関連費用仲介手数料・印紙税・登記費用・ローン事務手数料・保証料・火災保険料・不動産取得税・固定資産税調整物件価格の5〜8%が目安です。
引っ越し・仮住まい費用引っ越し費用(2回分)・仮住まい家賃・敷金礼金・仲介手数料・保険料など目安として60万〜150万円程度かかります。


次に、それぞれのカテゴリで代表的な費用項目を整理してご紹介します。

売却時の費用として代表的なのは、仲介手数料(売却価格×3%+6万円+消費税の上限)や印紙税、抵当権抹消に伴う登記費用、住宅ローンの繰上返済手数料、譲渡所得税などです。売却価格の約4〜6%が総額の目安となります。

購入時には、仲介手数料のほか、売買契約書への印紙税、登記費用(所有権移転・抵当権設定)、ローンにかかる事務手数料や保証料、火災・地震保険料、不動産取得税、固定資産税・都市計画税の清算金などが必要です。これらは物件価格の5〜8%が相場となっています。

引っ越しや仮住まい関連では、仮住まいを選んだ場合は引っ越しが2回発生し、それにかかる費用や、賃貸物件の敷金・礼金・仲介手数料・保険料などの初期費用、仮住まい中の家賃、荷物の一時保管費用なども必要となります。目安として合計で60万円から150万円程度かかる場合がある点にご注意ください。


住み替えの方法別の費用目安(売り先行・買い先行・同時進行)

住み替えでは、売り先行・買い先行・同時進行の3つの方法によってかかる費用が異なります。それぞれのケースを、仮住まい費用やダブルローンなどの観点から整理します。

方法主な費用項目費用の目安
売り先行 仮住まい(家賃・敷金・礼金・初期費用)、引っ越し2回分、新居購入諸費用 仮住まいで150〜240万円、合計で数百万円規模にも
買い先行 ダブルローンの返済、固定資産税・管理費の二重負担 ローン支払が月々倍近く、期間に応じた大きな負担
同時進行 仮住まい不要、ダブルローンなし、スムーズな資金流れ 売却費用+購入費用のみ(余分コストなし)

売り先行では、旧居売却後に新居購入までの期間を賄うため、仮住まい費用が非常に大きくなります。例えば、家賃15万円・管理費1万円の賃貸を仮住まいとした場合、敷金30〜90万円、仲介手数料8〜15万円、前家賃3〜15万円、6か月家賃約100万円、引っ越し10〜20万円、火災保険0.7〜1.0万円で、合計150〜240万円前後となります。

一方、買い先行の場合は仮住まいの費用は抑えられますが、ローンや税負担が重なりやすく、首都圏で中古マンションの売却期間が4.15か月というデータもあるため、5か月程度のダブルローン期間を見込む必要があります。

最も費用を抑えたいなら、売却も購入も同日に決済を合わせる「同時進行」がおすすめです。この方法では、仮住まい・ダブルローン・余分な引っ越しなどが不要になり、効率的な住み替えが可能です。

仮住まいにかかるコストの具体的内訳

住み替えを検討している方にとって、仮住まいにかかる費用を事前に把握しておくことは非常に重要です。ここでは、仮住まいにかかる初期費用・毎月の家賃・引っ越し費用・家具・家電の一時保管費用について、具体的な目安を整理しています。

費用項目内容目安
初期費用敷金・礼金・仲介手数料・前家賃/日割家賃・火災保険等家賃5〜6ヵ月分(例:家賃10万円なら50万~60万円)
引っ越し費用現住居→仮住まい、新居への移動1回あたり5万~20万円×2回分
月々の家賃・その他費用仮住まいの賃料、光熱費、保険、家具家電の保管等家賃+保険料・保管料:合計で月数万円〜数十万円

初期費用としては、一般的に家賃の5〜6ヶ月分が目安とされ、例えば家賃が10万円の仮住まいの場合、50万〜60万円程度が必要になります。この中には、敷金・礼金、仲介手数料、前家賃や日割り家賃、火災保険料などが含まれます。

引っ越し費用については、荷物量や移動距離により差がありますが、1回あたりおよそ5万〜20万円程度が相場です。仮住まいを利用する場合、引っ越しは2回必要になるため、トータルで10万〜40万円程度になることが多いです。

仮住まいの毎月の負担としては、家賃に加えて火災保険や家具・家電の保管費用がかかります。例えばトランクルームなどで荷物を一時保管する場合は、月1万円前後が目安です。さらに、光熱費や通信費も加味すると、仮住まい中の毎月の負担は数万円〜十万円単位になります。

住み替え費用を抑えるためのポイント

住み替えを検討されている方にとっては、費用負担をいかに軽減するかが重要です。ここでは、税制優遇制度や資金調達、スケジュール管理など、不動産取引のプロが活用できる有効な工夫を3つご紹介します。

ポイント概要メリット
譲渡所得の「3,000万円特別控除」などの活用 居住用財産を売却した際、譲渡所得から最大3,000万円まで控除する制度。長期譲渡所得の軽減税率も併用可能。 譲渡所得税をほぼゼロにでき、税負担を大幅に軽減。
売却と購入を同時並行で進める 「売り先行」と「買い先行」の良い点を組み合わせ、仮住まい期間を減らす手法。 仮住まい費用を削減でき、全体コストを抑制可能。
諸費用を住宅ローンに組み込む 新居購入時の諸費用を住宅ローンに含めて一括返済する方法。 自己資金負担の軽減、資金繰りが楽になります。ただし審査や金利面に注意。

まず、「3,000万円特別控除」は居住用住宅の売却で譲渡所得が発生した場合に適用でき、税負担を大幅に削減できます。さらに、所有期間が10年を超える場合には軽減税率が適用可能で、控除と併用することでさらなる節税効果が期待できます(譲渡所得が6,000万円以下の部分には税率14.21%)。

次に、売却と購入を同時並行で進めることで、仮住まい期間を短縮することができます。仮住まいの家賃・敷金・礼金・仲介手数料などは高額になりやすく、売り先行では150~240万円に達するケースもあります。この期間を減らすことで、総コストの削減につながります。

最後に、新居の購入時に発生する印紙税・登記費用・ローン保証料・保険料などの諸費用は、住宅ローンに組み込む方法で自己資金の負担を一時的に軽くできます。ただし、審査が厳しくなったり金利が高くなりやすい点には注意が必要です。

以上のように、税制優遇の活用、仮住まい期間の短縮、資金調達の工夫を組み合わせることで、住み替えにかかる費用を効果的に抑えることが可能です。資金計画を立てる際は、各制度の条件やご自身の資金状況に応じて適切な方法を選択してください。

まとめ

住み替えには売却や購入、引っ越し、仮住まいなどさまざまな費用が発生します。それぞれの方法によって費用の内訳や金額の目安が異なるため、事前に全体像をしっかり把握することが大切です。仮住まいが必要な場合や費用を抑えたいときは、タイミングの工夫や優遇制度の活用が効果的です。資金計画を明確にし、一つひとつの費用を理解することで、安心して住み替えを進めることができます。住み替えの疑問やご不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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