東住吉区の治安や評判はどう?住みよい理由と安心できるポイントも紹介

東住吉区で生活を考えている方にとって、「治安」は大きな関心事ではないでしょうか。住む場所の安全性や地域の評判が気になるのは、どなたにとっても当然のことです。本記事では、東住吉区の治安状況や人気エリア、気を付けたいポイント、そして安心して暮らせる環境づくりの取り組みまで詳しく解説します。暮らしやすい東住吉区の魅力や、安心して住めるためのヒントをお伝えしますので、ぜひ続きもご覧ください。
東住吉区の治安・評判の現状
大阪市東住吉区の2023年における犯罪認知件数は1,412件で、前年の1,209件から約203件(16.8%)増加しました。とくに窃盗犯(自転車盗を含む)は892件から1,049件へ、約157件(17.6%)の増加が顕著です。また、粗暴犯(暴行・傷害など)も56件から77件へ、約37.5%増加しています。凶悪犯も僅かに増加しましたが、件数は比較的少ない状況です(2023年:13件)です。
この犯罪発生率を他と比較すると、大阪府全体の平均(人口10万人あたり914件)より高い一方で、大阪市全体の平均(同1,426件)よりは低く、治安水準としては”中程度”と評価されます。 また、隣接する住吉区(1,470件)や平野区(1,790件)に比べると少ない一方、阿倍野区(1,324件)よりは多く、地域内で平均的な数値です。
東住吉区では、行政と地域住民が連携した防犯対策も積極的に進められています。大阪市では「安全なまちづくり基本計画」の策定により、地域の防犯活動推進や体制整備を進めています。また、子どもの見守りカメラ設置、防犯ボランティアの登録制度、市職員によるパトロール、市営住宅の活用など多角的な取り組みが実施されています。 さらに、東住吉区独自の活動として「ながらパトロール隊(買い物・散歩などの日常行動に防犯意識を組み込む活動)」も展開されており、住民参加型の防犯意識向上が図られています。

| 項目 | 2022年 | 2023年 |
|---|---|---|
| 犯罪認知件数(総数) | 1,209件 | 1,412件 |
| 窃盗犯 | 892件 | 1,049件 |
| 粗暴犯 | 56件 | 77件 |
特に治安が落ち着いているエリアとは
東住吉区の中でも、特に治安が安定しているとされるエリアは、今川駅、北田辺駅、東部市場前駅の周辺です。それぞれの地域には穏やかで安心できる住環境が整っています。
| 駅名 | 特徴 | 安心の要因 |
|---|---|---|
| 今川駅 | 閑静な住宅街、公園多数、商店が充実 | 幼稚園・小学校の近さによるパトロール強化 |
| 北田辺駅 | 落ち着いた住宅地、商店街通学・医療機関が揃う | 交番が近く、警察・町内会のパトロールあり |
| 東部市場前駅 | 駅周辺に学校多い、夜間も街灯整備 | 交番多数とボランティアの見守り活動 |
まず、今川駅周辺は閑静な住宅街が広がり、公園や子ども向け施設が多く、幼稚園・小学校の立地も相まって地域内でのパトロールが盛んです。そのため、治安が良好なエリアとされています。日常の買い物に困らない商店街があり、生活利便性も高いです。
次に、北田辺駅周辺は落ち着いた住宅街で静かな環境が魅力です。居酒屋などの娯楽施設が少なく、治安を損なう要因が少ない上、交番が近いため警察の巡回も期待でき、町内会による見守り活動も活発です。医療施設もバランス良く揃えており、日常生活の安心感を高めています。
東部市場前駅周辺は、教育機関が多く地域の防犯意識が高いのが特徴です。街灯が整備され、夜間の安全性が確保されています。交番の設置が複数あり、さらに保護者やボランティアによるパトロールも行われているため、安心して暮らせる環境と言えます。
注意したいエリアとその理由
東住吉区内で、住まい選びの際に注意したいとされるエリアには、矢田駅・駒川中野駅・長居公園周辺が挙げられます。矢田駅周辺や駒川中野駅の周辺は、商店街にシャッターが多く閉まっている印象や、暗い街並みが見られ、雰囲気がやや沈んでいる点が指摘されています。また、長居公園周辺ではイベント時などに人が集まり、治安面で注意を要する場面があるとの指摘もあります(不動産評価サイトより)です。
これらのエリアは、商店街の賑わいが減少していることに加え、夜間には照明が不足していたり、人通りが少なくなることで、空き店舗や老朽化した建物が目立ちやすく、防犯上の不安材料となっている場合があります(同上)です。
地域の歴史的背景として、矢田地区では1970年代に「矢田事件」と呼ばれる同和問題に関わる暴力事件が発生しており、現在でもその記憶が一定のイメージとして残っている可能性があります。ただし、最近のデータを見る限り、矢田地区だけ犯罪が突出して多いというわけではなく、区全体の犯罪発生率と同様に、大阪府警の犯罪発生マップでは地域による大きな偏りは確認されていません(治安度ランキングより)です。
以下に、主要な注意エリアとその理由を整理した表を示します。
| エリア | 注意点 | 背景・特徴 |
|---|---|---|
| 矢田駅周辺 | 商店街の閉鎖感、過去の事件の印象 | 同和問題に関連する歴史的事件の影響が根強い |
| 駒川中野駅周辺 | 夜間の暗さ、商店街の空き店舗の増加 | にぎわい減少に伴う治安への不安 |
| 長居公園周辺 | イベント時の人混みで治安リスク上昇 | 集客が多くなることで一時的な注意が必要 |
住みよい東住吉区として求められる環境とは
東住吉区が住みよいまちとして評価されるためには、まず交通の利便性と公共施設の充実が重要です。区では「東住吉区まちづくりビジョン」に基づき、駅周辺への商業機能・シェアオフィス機能の誘導や、歩行者ネットワークの整備、パーソナルモビリティの利便化といった施策を推進しています。これにより、都市機能と利便性を兼ね備えた暮らしが期待できます。また、今川・駒川エリアでは、穏やかな暮らしを実現するために河川・公園などのオープンスペースの拡充や緑地化の推進が図られています。さらに、長居公園エリアでは公園との周辺商店街の連携による回遊性の向上も目指されています。これらは、交通・緑・商業が調和した住環境の整備として評価される点です。
次に、地域ぐるみの防犯活動や安全への取り組みも、安心感向上の重要な要素です。東住吉区では、青色防犯パトロール隊が小学校の下校時間にあわせて巡回するなど、区役所職員や地域住民、警察署と連携した防犯パトロール活動を実施しています。また、「ながらパトロール隊」といった日常生活の中で無理なく防犯活動に参加できる仕組みも導入されており、多くの住民の防犯意識向上につながっています。さらに「こども110番の家」の設置やLED街路防犯灯の助成制度もあり、夜間の見通しを良くし、より安全に暮らせる環境整備にも力を入れています。
最後に、暮らしの安心感をさらに高める要素として、教育・子育て環境や医療施設の充実が求められます。東住吉区には多様な保育施設があり、認定こども園や保育所の一覧が公開されていて、保護者による評価や運営形態なども確認できます。これは、保護者が子育て環境を選ぶ際に役立ち、信頼できる保育サービスの提供につながります。

| 観点 | 主な取り組み | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 交通・公共施設 | 駅周辺整備、緑地・公園の拡充、商店街との連携 | 利便性向上とゆとりある暮らしの両立 |
| 防犯・安全 | 青色防犯パトロール、ながらパトロール、街路灯の設置 | 防犯意識の醸成と夜間の安心感向上 |
| 教育・子育て | 認定こども園・保育所の整備と情報公開 | 保護者の安心と子育てしやすい環境 |
まとめ
東住吉区は大阪市内の中でも治安が中程度とされ、住民や自治体による防犯への取り組みが進んでいます。今川駅や北田辺駅周辺は閑静で明るく、子育て世代にも安心感のある環境が整っています。一方で、矢田駅や駒川中野駅付近では夜間の暗さや商店街の衰退に留意が必要です。総じて、交通の利便性や公共施設の充実、防犯活動の活発さが、暮らしやすい東住吉区の大きな魅力となっています。初めて住む方も安心して検討できるエリアです。
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